キテ・ミテ中之島2018 関連展示「御殿山ステキ発信!みんなゲンキ!!」

■「大阪市公会堂会館100周年祝う!」のし袋アート:未来への願い「めで鯛」■
■2018「伊勢物語絵巻」下巻八十二段絵■&■渚保育所:元気子ども達作品■

[展示期間]7月3日(火)〜15日(日)
[会場]御殿山生涯学習美術センター 1階

[主催]ドットアートコスモ
[協力]枚方市立殿山第一小学校区コミュニティ協議会
枚方市立渚保育所、御殿山渚商店会、御殿山地域の皆さま

今回の枚方市立御殿山生涯学習美術センターでの作品展示は、「キテ・ミテ中之島2018」の展覧会 趣旨を理解していただいた、枚方市立御殿山生涯学習美術センター様・枚方市立殿山第一小学校区 コミュニティ協議会様・渚保育所様・御殿山渚商店会様・御殿山地域の方々の、
ご理解・ご協力により実現しました。心から感謝し、厚くお礼申し上げます。


展示風景
「絵本著色異本 伊勢物語絵巻」下巻八十二段絵 渚院(東京国立博物館蔵)

2018「伊勢物語絵巻」

渚保育所:元気子ども達作品

■「大阪市公会堂会館100周年祝う!」のし袋アート:未来への願い「めで鯛」■
■2018「伊勢物語絵巻」下巻八十二段絵■ ■渚保育所:元気子ども達作品■
この作品群は、「御殿山ステキ発信!みんなゲンキ!!」をテーマに、ワークショップにご参加いただいた皆さまによって制作された作品です。「駅」からはじまるアートイベント『キテミテ中之島2018』:『みんなの美術館』で、『駅』・『大阪市中央公会堂』にて作品制作・作品展示を行いました。

1つ目は、平成30年4月4日に開催した【のし袋アート:未来への願い「めで鯛」ワークショップ】にて、枚方市シニアの皆さまと、“ウォーキング御殿山”参加者50名にご参加いただき、枚方御殿山公園にて制作した作品です。「大阪市公会堂会館100周年祝う!」というイベント企画、大阪市中央公会堂にて平成30年5月19日〜6月24日の期間展示いたしました。

のし袋は、お祝い・感謝の気持ちを伝える日本独自の祝儀というコミュニケーションツールです。
水引には人と人をつなぐ、結びつけるという意味があり、この作品には未来へのきぼうをつなげようという願いが込められています。そして、次の100年への想いを育んでいただくワークショップとして、この作品を通じて大阪市中央公会堂の歴史や文化を感じていただくと共に、枚方市御殿山の歴史を未来に引き継ぐ大切さ・素晴らしさを多くの方々に発信することができればという願いを込めて実施しました。


御殿山公園にての、のし袋アート:未来への願い「めで鯛」ワークショップ:シニア50名
100年を祝う!「大阪市公会堂会館100周年」:未来への願い「めで鯛」公会堂展示風景
なにわ橋駅のアートツアーと公会堂スタッフによる館内ガイドツアー風景


2つ目は、「駅」からはじまるアートイベント『キテミテ中之島 2018』の開催期間中に【5月19日〜6月24日】、京阪中之島線の展覧会場にて、センター所蔵の矢野橋村の南画作品と、「絵本著色異本 伊勢物語絵巻」下巻八十二段絵 渚院(東京国立博物館蔵)の作品を用いたワークショップを行いました。
画家である矢野橋村が創設した『大阪美術学校』跡地に創られているという、枚方市立御殿山生涯学習美術センターの歴史、渚院の魅力を表現し、伊勢物語の右場頭が詠んだ歌:
「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」
の場面を描いた「絵本著色異本 伊勢物語絵巻」を用いることで、枚方御殿山の「歴史」・「場」の素晴らしさ、そこに住む人々の「温かさ」、様々な方々に御殿山の歴史&魅力を発信しよう!と行ったワークショップです。
大人・子どもに関わらず、たくさんの方にご参加いただきました。

アートあふれる街づくりを目指す【御殿山渚商店会】市民の自発的な学習活動・芸術等の文化活動を支援し、地域のコミュニティ活動の活性化・市民との協働によるまちづくりの推進を目指す【御殿山生涯美術センター】御殿山の地域に育つ元気な子ども達の表現【渚保育所】今回ご協力いただいた皆さまとの活動を通して、地域の文化・歴史、それを育んだ方々、次の時代を担う子ども達の姿が地 域の中にあることで、“想像力&創造力”が未来の社会で「夢見る力」となり、様々な場面・出来事への「生きる力」となり得ることを、アートによってより深く知っていただけることを願うばかりです。

「キテ・ミテ中之島 2018」は、主催:京阪ホールディングス株式会社・中之島高速鉄道株式会社、企画:ドットアートコスモ・展覧会出品作家で、京阪中之島線4駅・大阪市中央公会堂を「みんなの美術館に!」と、開催されたアートイベントです。
合い言葉を『こころスイッチ・和気アイアイ』とし、アートにより、「人と人の繋がり&ひろがり」・「地域の持つ魅力再発見」と、作品制作過程から作品発表までをも「アートコミュニケーション(※)」と考え、子どもから大人まで地域の方々とともに作品を制作し、展示しています。
大きく2つのプロジェクト:まちに誇りと愛着をもっていただくプロジェクト【輪プロジェクト】、アーティストの作品を展示し、文化・芸術を未来に発信するプロジェクト【創プロジェクト】を実施し、駅を中心に様々な作品を展示するとともに、次の時代を担う子ども達、約 1500 人の参加、様々な地域の魅力&活性化を考えている人々、また、アートにより社会に役立つ活動をと集まった学生達&作家53名で企画発表いたしました。

私たちは、健常者・障がい者問わず、すべての方がイキイキと「アート力」で生きる力!を実感できる場を創造すること。
アートは、一部の方々のモノだけではなく、アートの世界の人々だけのものでもない、アートを通して日々の生活の中に発信して行きたい。今起きている自然災害などの中で、私達作家の出来ることは何なのかと問うならば、アートによって、強く人間のこころを、生き生きとさせ、測ることの出来ないこころの豊かさを目に見えるものとして・カタチとして・重さとして存在させることだと思うからこそ、こころから支えあうこと、生きる「命」のエネルギーとなること。
展覧会における作品群を通して人と繋がることで、見えない心を希望として体感できるように、これからも、“action”を発信する活動・企画を目指します。

(※)アートコミュニケーション
作品そのものが「アート」なのではなく、作品と鑑賞者との間に立ち上がる コミュニケーション、 その深遠で不思議な現象が「アート」だと私たちは考えています。つまり「キャッチボール」のようなものです。