高瀬 栞菜

高瀬 栞菜 Kanna Takase
こっちきてや/2016/絵画/キャンバス、油彩
■駅から始まるアートイベント「キテ・ミテ中之島2017」への想い
アートは生活になくてはならないものではない。一見すると不必要なものに感じる。しかし、忙しく行き交う日々の中でふと駅を見渡した時、そこに忘れてしまっていた、置いてきてしまった感情や感性を拾い、別の世界に触れることでルーティーン化された日々からぬけだし新しい発見や発想に出会う手助けはアートによってこそできるものだと私は思う。
■「キテ・ミテ中之島2017」出品作品のコンセプト
知らぬ間に私達は新鮮な感性を日常の繰り返しの中で置いてきてしまう。私の作品は私が見た日常生活で出会ったものとイマジネーションが混ざり合い少し歪で非現実的な世界が広がっている。その世界の中で自由に走り回る子どもに自己を投影し日常から抜け出すことで、置いてきてしまった感覚や感情、また新しい発見を取りこぼさないように拾い集めている。
■Profile
1994 大阪府生まれ
現在 京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻4年 在籍
【グループ展】 
2015 カドデ(ぎゃらりぃ西利/京都)
2016 油画とオンナの七日間(ぎゃらりぃ西利/京都)
あうん7℃ (cumono gallery/京都)
しあわせの干支展(ぎゃらりぃ西利/京都)
2017 slap happy(ぎゃらりぃ西利/京都)

photo image《caravan/2016》