近大連者展『イロとソザイで ぬう連者』
近畿大学 文芸学部 芸術学科OB&4回生
2006年から続く共同作品を展示 個々の作品と 4人のパワーを凝縮。
2011.3/3(木)〜14(月)
平日12:00pm〜19:00pm 土・日・祭日12:00pm〜16:30pm


12(土)/13(日)3時半より、ぬいぬい・立体ワークショップ体験下さい。

タイトルとしての『イロとソザイで ぬう連者』
4人の世界で今回のテーマ、『イロとソザイで ぬう連者』

つら つら 連なる者たち
ぬい ぬい ぬう連者
私たちにしかできない表現の種
今、台風の芽になり カタチに
そしてココロに残る楽しさプレゼント
イロとソザイにまみれたい
想いをぬいつなげる
未知の想いもぬう
私もあなたもぬいこまれよう!
だから私たち『イロとソザイで ぬう連者』
 

木下 沙都佳
Satoka Kinoshita




履歴 1988 大阪府にうまれる
2007
近畿大学 文芸学部 芸術学科 造形芸術専攻 造形コース 入学
現在 近畿大学 文芸学部 芸術学科 造形芸術専攻 造形コース4年生 ■「grow up up …」
2008/60×50(H×W cm)
つづれ織 月明かりが照らす静かな夜に植物たちが羽を伸ばし
わたしたちの知らないところで浄化と生育を繰り返す
グループ展
2008 近畿大学文芸学部芸術学科造形コース専攻 二回生展
2009 近畿大学文芸学部芸術学科造形コース専攻 三回生展
2010


近畿大学文芸学部芸術学科4回生展
第2回 近畿大学文芸学部芸術学科院内作品展
「イロ・ソザイ愛まみれ!ひろがれ!」展(ドットアートコスモ・大阪)
公募 ■「ふつ・沸・futu」「地球に不時着」「夜明けのあくび」
2009/20×20×5(H×W×D cm)
フェルト、針金、石膏粘土、水彩絵具
内面からふつふつと沸き出る感情
人間に扮した異星人がやってきた!
夜明けの水辺は神秘的 そんな表情豊かなお面たち。
2008

第22回日洋展入選         
ライン展 奨励賞
2010 第23回日洋展 入選

■2011年 『ぬう連者展への想い・タイトル・コンセプト』展への思い
「想〜点〜」人をぬうように、風をぬう。
私のまわりを風がぬっていく。
まあるくも、とがってもいる風が私の存在をぬいとっている。
「ぬう」が新たな私を知るきっかけ。


■「流景美」2010/ 40×100/綴織り

思ってもいないところに流れる
造形美があった。時は流れ、色が移り変わりながら、
先へ先へと繋いでいく。
混ざり切らない色の変化が複雑な
こころ模様を表す。
そんな景色がわたしの中にもある。


■「想―刻―」2010/ F80 /油彩 

想いはめぐるめぐる… 
時代も超えたこの想い、
ここでとどまり、
またふける…想い。


竹本 菜美
Nami Takemoto
 


■「タコ」
2007 / 600×600/フェルト
(羊毛・針金・綿)

空想のタコを現実に
存在させてみました。
いつもより少しばかりお洒落なタコ

 

■「キンギョ」
2007
60×60(H×W cm)
フェルト
羊毛・ロープ・プラスティック
ポリエステル

空想のものを現実に
存在させてみる という
私の願望によって
このキンギョは
生まれました。
金魚に手足が生えれば 
洒落たうろこが
あれば
そんな大胆なキンギョが
私の中の密かな大胆な面を
現実のモノとして
存在させたのです。
私達のいる現実空間に
空想キンギョが
存在しているその
アンバランスさを
楽しんでいただければ
と思います。

     
■「かえる方法」
2008/150×150×150(W×H×D cm)
ミクストメディア

あなたへかえろう
あなたへかえりたい
あなたのもとにはいらないものがない
あなたのもとではいろんなものが再生する
あなたのもとにはわたしに必要なものがある
でもかえれない
まだボンノウがいっぱい
でもこんなコンクリートの上ではかえれない
いつか帰る そこで還ります


■「人は想い出を食べて生きるもの」2010 / 850×550/
ミクストメディア(パネル・羊毛・スポンジ・テグス)

記憶はつながっている
わたしの記憶 あなたの記憶
かなしい記憶 うれしい記憶
記憶つながっている みんな孤独
だけど孤独じゃないいつでもその孤独を共有できる
わたしは記憶を少しずつ食べながら生きている

履歴 1987 愛媛県に生れる
  2009 近畿大学 文芸学部 芸術学科 造形芸術専攻 造形コース 卒業
  現在 染織講師
グループ展
2006 近畿大学文芸学部芸術学科造形芸術専攻 二回生展
2007 近畿大学文芸フェスティバル展
  近畿大学文芸学部芸術学科造形芸術専攻 三回生展
2008 「イロ・ソザイまみれ うみだす!魅せる!」展
(ドットアートコスモ・大阪)
  近畿大学文芸学部芸術学科造形芸術専攻 四回生展
2009 「ツクリタイ衝動 ! オドロキ魅せる ! まみれ 」展
(ドットアートコスモ・大阪)
2010

「イロ・ソザイ愛まみれ!ひろがれ!」展 (ドットアートコスモ・大阪)


■2011年 『ぬう連者展への想い・タイトル・コンセプト』展への思い
「たこあげ」
記憶の断片を つむじから伸びた糸がぬいたどっていく
たくさんの記憶をぬい合わせたものは まるで凧のように高く連なっていく
その糸は だれかのつむじにもつながっているはず
私は作品を作り、出会いと自分をぬい合わせたい

土井 知子
Satoko Doi

■「どこから来てどこへ向かうの?
―いのちの向かうその先に思いを馳せる―」
2008 installation
ナイロンオーガンジー・不織布・トレーシングペーパー・染料・針金

全てのものは目に見えない分子がつながってできている。
では、私を 私のいるこの世界の全てを形作っている分子は
どこから来てどこへ向かうのだろう。
形のあるものは解けて形のないものになり、世界に紡がれまた現れる。
ぐるり廻る時間軸を生きている、
すべてのいのちの向かう先が幸せでありますように。
今、ここにいる私にできることは何だろうと、
表現し造ることで探し続ける。
目に見えるつながり、目に見えないつながり、その双方に触れたい。
 
■「どこから来てどこへ向かうの?
―いのちの向かうその先に思いを馳せる―」
2009/180×180×10(W×H×D cm)×2枚
ミクストメディア/ナイロンオーガンジー・ナイロンメッシュ・画鋲・染料

世界には目に見えるつながり、目に見えないつながり、
色んな縁が網目のように張り巡らされている。
私がここにいること、それも連綿と続くいのちのつながり。
幾重にも重なり、らせんを描いて過去から未来へ。
いのちはどこに向かうのだろう。
パズルのピースを探すようにチューニングを合わせる。
柔らかに光を孕む布を用いて、いのちのつながりを表現。

■「そのつながりに。―いのちの向かうその先に思いを馳せる―」
2010
Installation(ナイロンオーガンジー・ナイロンメッシュ・染料・顔料・針金・画用紙・ペン)

世界をカタチ作っているモノ。
花や風や木や光、そしていのちとなるモト。
それはきっと目には見えない小さい小さいモノ達。
それらがつながって連なって、
そうして世界ができている。
ここに私がいるのも無数のつながりの結果。
あなたもまたそう。
この世界を流れている目に見えるつながり、
目に見えないつながり、その双方に触れたい。

 


履歴 1983 和歌山県に生れる
2005 近畿大学文芸学部芸術学科/造形美術専攻/染織コース卒業
現在 大阪本町にてキッチン雑貨のメーカーに勤務
個展
2008

個展『どこから来てどこへ向かうの?
―いのちの向かうその先に思いを馳せる―』
(ドットアートコスモ・大阪)
2010

『そのつながりに。―いのちの向かうその先に思いを馳せる―』
(ドットアートコスモ・大阪)
グループ展
2003 8本手40本指展 (ギャラリーアンジュ・大阪)
2004

近大染織5レンジャー「糸・色まみれ 跳びたい見せたい!」展
(ドットアートコスモ・大阪)
2007

「色々 素材まみれ わきでる!ひろがる!」展
(ドットアートコスモ・大阪)
  美味しい色展 (お茶屋さんとギャラリー カナカナ・和歌山)
2008

「イロ・ソザイまみれ うみだす!魅せる!」展
(ドットアートコスモ・大阪)
2009

「ツクリタイ衝動!オドロキ魅せる!まみれ展」
(ドットアートコスモ・大阪)
2010

「イロ・ソザイ愛まみれ!ひろがれ!」展   (ドットアートコスモ・大阪)
151人展                  (ギャラリーSORA・大阪)
公募展
2006 和歌山県美術展覧会入選
2007

和歌山県美術展覧会入選
海南市展入選
ワークショップ
2004

親子参加型藍染めワークショップ開催      
(下津町立塩津小学校)
2007

藍染めワークショップ開催  
(お茶屋さんとギャラリー カナカナ・和歌山)
2009







藍の生葉染めワークショップ開催
(お茶屋さんとギャラリーカナカナ・和歌山)
藍の生葉染めワークショップ開催
(和歌山親愛女子短期大学)
すくも藍染めワークショップ開催
(お茶屋さんとギャラリーカナカナ・和歌山)
すくも藍染めワークショップ開催
(和歌山親愛女子短期大学)

■2011年 『ぬう連者展への想い・タイトル・コンセプト』展への思い
「つながるセカイ」
天と地を縫い繋げる雨。
何層にも重なる空気の層を通って、地上に届く。
そうして様々ないのちをイマから未来へと繋いでいく。
経にも緯にもつながるセカイ。
目に見えない糸が通った不思議なバランス。
目に見えるつながり、目に見えないつながり、その双方に触れたい。

林 和音
Kazune Hayashi

 
■「穴が酒蔵 酒蔵が穴」-自然の声を綴る-
2008/
サイザル麻・羊毛・樹皮・ラフィア・
シュロ縄・黄びそ・藤蔓・竹

意識の遊びで
当たり前だと思っていたこと
意外な方向からそうではないこと
気付くとき

入り込んだ穴かと思いきや…
出てきた穴かと思いきや…
まだ穴の中
まだ穴の外
中に入っているようで外にいて
外にいているようで中にいて

ポカッとあいた穴が…。

あいた
ひらいた
とじたら
つつまれて
眺めて
また近付き
放出され

気付くとき
穴が酒蔵 酒蔵が穴
     
  ■「1本から宇宙へ−意外な繋がり−」
2009・2010/棕櫚縄・サイザル麻・羊毛・綿布

何もかもが当たり前だと思っていた
気づけばいつの間にかなくてはならないものに
見えない繋がりは思わぬところで
無限に広がり続ける
自然という偉大なものと共に
まるで波紋のように
見えそうで見えない事
わかっているつもりが分からない事
ポカッと開いた穴は
複雑で
単純に
意外な繋がりがまた私を動かして
表現するこの行為も、一本から宇宙へ
   
 
     
 
     
 

■「船場で見つけた意外な穴」「どっぷり船場 じっくりアート展」
2010/Installation(羊毛・シュロ縄・鉄線・枝・綿布・木炭・柿渋)

織り、編みで、船場の人と繋がり、自然と繋がりを拡げる:ファイバーアート
大阪生まれ大阪育ち。ご縁があって気づけば船場のナカに。
当たり前だと思っていたモノが
実は本当に大切でなくてはならないモノへと繋がってゆく。
気づくときはいつもアナのナカ。
不思議な繋がりはいつもどこかで誰かと…そして船場で!

履歴 1984 大阪府に生れる
  2006 近畿大学 文芸学部 芸術学科 造形美術専攻 染織コース卒業  
  現在 自宅で制作活動を続ける
個展

2007

第1回「ポカッとあいた穴」
ー自然の声を織るー
(ドットアートコスモ・大阪)

    第2回「ポカッとあいた穴」
ー自然の声を織るー
(ドットアートコスモ・大阪)

  2008

 「穴が酒蔵 酒蔵が穴」ー自然の声を織るー
(伊丹市立伊丹郷町館・旧岡田家酒蔵・兵庫)    
  2009 「1本から宇宙へ−意外な繋がり−」【the first movement 】
  2010

「1本から宇宙へ−意外な繋がり−」【the second movement】
(ドットアートコスモ・大阪)
グループ展
2003 OBPアーツプロジェクト「ART IN PEACE」
2005 近大染織5レンジャー展 (ドットアートコスモ・大阪)
近畿大学文芸学部芸術学科/造形美術専攻/染織コース卒業
2006 近畿大学文芸部芸術科作品展
(在ベルギー日本大使館広報文化センター)
「色々・素材まみれ 
魅せたい!翔びたい!」展
(ドットアートコスモ・大阪)
2007

「色々・素材まみれ 
わきでる!ひろがる!」展
(ドットアートコスモ・大阪)
2008

「イロ・ソザイまみれ 
うみだす!魅せる!」展
(ドットアートコスモ・大阪)
2010 「イロ・ソザイ愛まみれ!ひろがれ!」    
「どっぷり船場 じっくりアート展」 

(ドットアートコスモ・大阪)
(辰野ひらのまちギャラリー・ドットアートコスモ・大阪)
公募展 
2005 池田市美術展入賞  

■2011年 『ぬう連者展への想い・タイトル・コンセプト』展への思い

「ぬいつなぐ‐穴」

縫って つながって
縫って つなぐから
また大きくなれる
束になる 人という「穴」
複雑で 単純な 「言葉」
魅力的に交じり合う時

それが「幸せ」の穴の中であってほしい