池田 佳弥 Kaya Ikeda |
つなぐ、つながる/2017/立体/楠 |
■駅から始まるアートイベント「キテ・ミテ中之島2017」への想い |
私たちの身のまわりにはたくさんのアートがある。しかし、アートは私たちの社会の中にとけこみすぎて気づきにくい。けれどアートというものは人と、そして社会との関係の中から生まれてくるものだと思う。そこから、私が自分の作品に託すものは関係性である。私が制作した作品をアートとして提示するこで、自分自身や作品を見た人、社会の中に関係が生まれる。私はアートを通して、たくさんの関係を築いていきたいと思う。 |
■「キテ・ミテ中之島2017」出品作品のコンセプト |
今回展示する作品は「身体とのアタッチメント」というテーマで制作。アタッチメントと聞くと、触れることや何かをくっつけるというイメージが浮かんだが、このテーマにあるアタッチメントには何かと何かをつなぐという意味がある。そこで木に穴を開け、手を入れたり覗くことができるようにすることで、自分と木の間に関係性をつくった。またこの作品を仲立ちとして、自分と他者がこの作品に触れることで両者の間にも関係をつくることを目的とした。 |
■Profile |
1997 |
広島県生まれ |
現在 |
京都市立芸術大学美術学部美術科彫刻専攻2年 在籍 |
photo image《標本Ⅱ/2016》
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