寺田 貴久美 Kikumi Terada |
緩怠へのふた/2017/染色/綿布・顔料・染料 |
■駅から始まるアートイベント「キテ・ミテ中之島2017」への想い |
私は、アートを通して負の感情やコンプレックスに対しての考え方を見つめ直すきっかけを作りたいです。自身のマイナス部分は無くさなければならないと考えていました。そのことで苦しい想いをすることがたびたびありました。しかし、それらも自分の一部だと割りきることで「無くす」から「付き合っていく」という考えにシフトチェンジしました。すると、辛さは軽減され、むしろそのマイナスを利用してしまおうとも思えるようになりました。
かつての私のように自身のマイナス部分に苦しんでいる人が少しでも変われる、少しでも楽しく生活できるよう考え方を変えられるきっかけになれたらと思います。 |
■「キテ・ミテ中之島2017」出品作品のコンセプト |
私には強い怠け心があります。無くすことができない、その怠け心が発露してしまうスキを与えないよう、私は予定を埋めます。
仕事、趣味、友人との会食…
ふたをするように。 |
■Profile |
1991 |
大阪府生まれ |
2017 |
近畿大学文芸学部芸術学科造形芸術専攻
造形コースファイバーアートゼミ 卒業 |
現在 |
大阪府在住 |
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photo image《どうにもならない/2012》 |